郡山で旨いラーメン屋さん  My Select vol.2

 仙台に再び住むようになってから半年が経った。思い出が沢山詰まった郡山の街には、その気になればいつでも行ける距離になったのだが、新しく始めた事業が上手く回転するまで、まだまだ時間がかかりそうだ。 
 息抜きは必要だと思う。ただこれからどのように人生が展開しようとも、今は正しい仕事のノウハウを覚えて、一所懸命になるしかない!
 来年の今頃には、大した労働をしなくても収入が安定するように今を頑張るしかない!

 ボクの住んでいる所は、仙台東部自動車道のインターチェンジの近くだし、仙台バイパスもすぐそばだ。いずれのルートを走ろうとも、愛車セリカならば一時間半もあれば郡山には到着する。
 仙台のマンションで、17時くらいまでWebサイトを作成していても、「夕食は郡山の○○のラーメンが食べたいなぁ~。」と思えば、19時には店に行けるのだ!

 郡山でサラリーマンをしていた頃、それも若い時に、夜遅くまで仕事をして、帰り何を食べようかと考えた時によく行っていたラーメン屋さんがあった。
 新さくら通りを真っ直ぐ走って、郡山バイパスを抜け、コスモス通りを反対側に走ると大槻に着く。豆腐専門店の「美豆木」のある通りをもう少し走ると、「だるまやラーメン」がある。

 閉店は21時だったかな? いつも閉店間際の遅い時間帯に顔を出して辛し味噌ラーメンと餃子を注文したものだ。そろそろ店を閉めようかなと思っていた矢先にも拘らず、親父さんと叔母さんは嫌な顔一つせず、作ってくれた。
 二人の優しそうなお顔を見ていると、気持ちが和んでいた。特別、会話らしい会話はしたことがないが、お二人の人柄からは暖かい人情味が出ていた。

 辛し味噌ラーメンと餃子は文句なく旨い! 麺の上にはコーンともやしが山盛りに載っていて、こってりスープは麺によく絡んでいた。
 特によく通っていた時期は15年以上前になるのかな? 近いうちにまた顔を出して、その時々の思い出に包まれていたい。
 まだ、お元気でお店、営業されているだろうか?
  


2008年10月23日 Posted by 杜の都の素浪人 at 17:43Comments(1)旨い店探訪

郡山で旨いラーメン屋さん My Select

 昨日の続き...。

 今年の8月は7日から9日まで郡山に滞在していた。9日は仙台へ帰る移動だったので、実質2日間である。
ホテルに連泊すれば、メイドさんが部屋の掃除をしなければならないので、仕方なく11時頃部屋を出た。本当は、そのまま部屋のベッドで寝転びながら、北京オリンピック関連の番組でも見ていたかったのだが...。

 ホテルを出ると、目の前はさくら通りになる。そこを駅から反対側に車(あっ、これ代車ね!)を走ると、国道49号線に交わり、更に新さくら通りとなる。
 そこから、郡山で8年前まで住んでいたアパートの外観を確認する。外装したのか分からないが、21年前の建物にしては新しく見えた。
 
 よく行っていた本屋、CDショップ、コンビニ、食堂が無くなっていた。新しく出来た建物もあった。万物流転、いつかは消えてしまうことは頭の中では理解しながらも、それを受け容れられない自分がいた。
 思わずビートルズの「イン・マイ・ライフ」の歌詞のフレーズが出てきた。

    生涯忘れられない場所がある   姿を変えながらもささやかに
    生き永らえているところ       消えてしまったところに そのまま残っているところ


 丁度、昼過ぎに郡山に来ると必ず寄るラーメン屋さんがある。郡山に住んでいた頃はよく日曜日に食べに行っていたものだ。
 コスモス通りを走り、小さい角を曲がると、「左馬」という店がある。素朴な麺であるが、店長が丁寧に練っているのが、舌の感触ですぐに分かる。郡山での思い出と共に食べ始めた。

 久し振りだから店長に声を掛けようと思ったが、止めた。店長はオレのこと覚えているだろうか? 
 以前、食事を終えて、真冬の駐車場でボクの車のバッテリーが上がって困っていたところ、ブースターを繋げてエンジンをかけて貰ったことがあったなぁ~。

 でも、話し掛けず、ただひたすら麺を啜るのも良いものだ...。いつまでも残っていて欲しい店だ! 

 ラーメンは味、その人の味覚で、旨いかそうでないか評価が割れる。何度も通っていたラーメン屋ではその時々の思い出も加味される。
 自分の贔屓はあるが、こういう素朴で人情味が滲み出ているラーメンが好きだ。  


2008年08月27日 Posted by 杜の都の素浪人 at 15:18Comments(0)旨い店探訪

郡山で旨い焼き鳥屋さん My Select

 13年も住んだ郡山市には物凄く愛着がある。ボクは、毎年8月初旬は、郡山で過ごしている。表向きの理由は、自家用車の点検と保険の更新である。
 ボクの車は、平成2年に購入したセリカ GT-FOURである。ナンバープレートはいまだに「福島ナンバー」になっている。だからというわけではないが、点検と保険の更新は、以前購入したディーラーに依頼している。
 点検と保険の更新は、別にわざわざ郡山に来なくても済むのだが、何か郡山へ行く理由付けをしているのだろう。
 まぁ、その営業担当者にも義理がある。エアコンの具合が悪いので、来年は新しい車を購入するだろう。

 ホテルは駐車場の広い所にしている。ホテルアルファーワンを予約した。向かいは合唱コンクールで全国的に有名な安積女子高である。
 ホテルにチェックインしてからの時間は大切にしている。出来るならば1時間が3時間くらいの感覚で進めば良いと思っている。
 郡山で過ごしている時間が少しでも長ければと思っている。

 夜は当然、かつて良く通っていた飲み屋に行くしかない! 俗に陣屋と呼ばれる一帯に、焼き鳥の旨い店がある。「やきとり大助」だ。
 大将は一見、とっつき難い感じがするのだが、そこは職人だ。職人は旨いものをお客に出すのに専念すれば良い。まぁ、ボクとは顔馴染みであるから、すぐ微笑んでくれた。言葉数は少ないが、それで良いのである。
 お通しから冷奴、スライストマト、納豆油揚げ...何でもボクの味覚を刺激する。

 ボクが郡山に在籍していた時は、日本酒はあまり旨いとは思わなかった。失礼だが福島県にそんなに旨い日本酒があるとも思わなかったので注文もしなかった。
 でも今は、郡山に戻られて酒造りに精を出していらっしゃる方々がたくさんいて、旨い酒が出回っている。ボクが一番気に入っているのは、「飛露喜」である。でも残念ながら「やきとり大助」では品切れだった。
 
 大将に聞いて、「国権」を注文した。日本酒には詳しくないのであるが、大将が勧めた酒だ。間違いないだろう。飲んでみれば、香りもあって味が膨らむと言うか...つまみによく合うお酒だった。ちょっとキツいから調子に乗って2杯3杯といくと回ってしまいそうだ。
 余韻も心地良かった。この酒、旨いっ!「飛露喜」も旨いが「国権」も旨い!!

 締めは、この店の特製のたれを付けて、他の店より一回り大きな焼き鳥を頬張った。大満足の一日であった。
  


2008年08月26日 Posted by 杜の都の素浪人 at 16:58Comments(0)旨い店探訪