昭和の出来事  in郡山

 ボクが郡山に赴任してのは、昭和62年6月であった。昭和最後の日は翌1月7日であったから、郡山で暮らした昭和の時代は、のべ566日である。
 住み始めた昭和62年に、どんな事があったか思い出してみると、プロ野球界ではプロ入り2年目の巨人の桑田が快進撃をし、この年の沢村賞や防御率1位のタイトルを獲得した。
 パ・リーグでは近鉄・阿波野と日本ハム・西崎が激しい新人王争いをした。まだ自分も25歳だったので、プロ野球が面白いと感じていた時期だった。
 そう言えば、クロマティが中日・宮下にグーパンチを放って大乱闘になったっけ...。

 政治の世界では、5年の長期に渡った中曽根政権が終焉し、ニューリーダーと呼ばれた3者会談が不調に終わり、中曽根裁定で、竹下が指名されたなぁ~。3人とも主張ばかりして懐が浅いところを見透かされて、中曽根が一定の発言力を保ったように映った。
 総理大臣も小粒になったなと事務員と話した記憶がある。

 開けて昭和63年は、ソウルオリンピックがあった年だ。柔道の斉藤や水泳の鈴木大地が金メダルを獲ったことを憶えている。かつてのお家芸競技だった体操は、池谷、西川の高校生コンビが活躍して3大会ぶりにメダルを獲った。隔世の感がある。特に柔道の斉藤は、今や人気者の石井 彗選手の指導をしている。
 ソウルオリンピック最大のスキャンダルは、ベン・ジョンソンのステロイド使用による金メダル剥奪であった。アナボリック・ステロイドという言葉は瞬く間に流行った。あの時に出した9.79という記録は、暫らく破られないだろうと予想していたのに、ウサイン・ボルドがあっさり更新した。

 プロ野球では「10.19」近鉄Vsロッテのダブルヘッダーに川崎球場は満員になった。普段10月になったらテレビ中継をしないはずなのに、テレビ朝日がそれまで放映していた番組を中断して、プロ野球中継に切り換えた。
 この「10.19」については、いずれ時代背景を織り交ぜて解説してみたいと思う。

 これらの出来事(もっとあるのだが...)は自分の記憶に鮮明に残っている。そんなに遠い昔の出来事のようには思えないのだが、21年前の話になる。
 もしその時、子供を設けていれば21歳になる。人の姿を見て、自分が年を取ったと思うものだ...。

 もう体力がかなり衰えている。全速力で走っても50メートルも走れないだろう。体力だけではない! 確実に頭髪は薄くなり、視力はボケてきている。歯もボロボロ...。
 認めたくはないのだが、そろそろ育毛剤コンタクトレンズのお世話になるのだろう。


2008年09月18日 Posted by杜の都の素浪人 at 23:10 │Comments(0)過去の出来事

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